Archive for 8月, 2010

ダンボール原紙


2010
08.22

ダンボールの表面や裏面は良く見るとかなり薄い紙です。分厚く見えるのはその真中に波打っている段々があるからです。そして、この表面と裏面、中にある段々の紙を段ボール原紙または段原紙と言います。このダンボール原紙の元の形は新聞紙などと同じように製紙工場では大きなロール紙です。そしてコルゲータという機械でこれらの紙が張り合わされています。現在、この原紙を生産する工場は中国の広東省に沢山あります。日本では原料として主に古紙が使われています。そして、古紙を50パーセント以上混ぜているライナーをKライナー(クラフトライナー)と言い、90パーセント以上が古紙のライナーをCライナー(ジュートライナー)と言います。このライナーには主にK7、K6、K5、C6、C5、D4、D3の7種類がありますが、K7が一番硬い紙でD3が一番柔らかい紙です。ライナーには水気を撥ねるものや耐水性のあるものもあります。またKライナーにはグレードにより色々な原紙があります。そして、ライナーは強度が必要なので強度を増やすために薬剤を使います。そして、真中にある波状に段々がついた紙は中芯と言います。中芯も多層抄きの板紙で矢張り4層抄きです。原料には矢張り古紙が使われています。中芯にはV20、V19、V18、V16、V12、S18、S16、S14、S13、S12、S11、S10の12種類があり、V20が一番硬く、S10が一番柔らかい中芯です。なお、Vの種類は紙力増強剤を使って強度を増やしています。