Archive for 11月, 2011

ダンボールはいつできたの?


2011
11.30

ダンボールの歴史は19世紀のイギリスに遡ります。当時の貴族が着用していた蛇腹状の襟元をヒントに、波を打った内部構造の仕様が生まれたんですね。この波型の襟がなぜ内部構造への応用に結び付いたのか判然としません。当時この襟は口元から入る飲食物の汚れを付きにくくするために波型にしたり、洗うときのために取り外しできるようになっていました。このことと、緩衝材の機能としてダンボールの内部構造に取り入れた関連性が掴めないのですが、文献では一応そうなっています。さて、我が国でこれと同様の製品が作られたのは、明治42年と言われています。この板紙で作った収納箱ができる前は、専ら木箱でしたので、木肌のササクレで手指を怪我したり、重くて持ち運びに不便であったと聞きます。鋭角な堅い角にぶつければ、青たんや擦り傷で顔を顰めたりしただろうし、湿気で蓋が閉まらないといったことも、珍しくなかったのではないかと思います。また使わないときは折り畳んで隅っこに・・・という伸縮自在の使い方もできないわけですから、ウサギ小屋が主流だった長屋等では、置き場所も馬鹿にならなかったろうと容易に想像できてしまいます。これらの課題を全て解消したダンボールの誕生は、まさに画期的だったと言えるでしょう。我が国での製造第1号から1002年経った現在。嘗て欠点とされた耐水性。耐久性等を克服し、今や物あるところなら全ての場所で見受けられるほどの活躍ぶりです。